Love Again【番外編集】
階段を降りながら話す紗英の側で、駄目だって思いつつもやっぱり気になった俺は聞いてしまった。






「あのさ〜。クラスの男子にベタベタされたりしなかった?近寄ってきた、とかさ?」






ボソボソと聞いた俺に紗英は一瞬止まって俺を見上げた。





『直樹…。』





ふぅっとため息をついた紗英にやっぱり怒らせた?とちょっと後悔した俺は






「いや、ないなら言わなくていいんだ。ちょっと気になっただけだから。」





慌てて言い訳する辺り俺、紗英に弱いよな。






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