Love Again【番外編集】
考え込む私にまた渡されるルーズリーフ。




“充がそうやって逃げるなら、美里から誘えばいいんじゃない?”




私は思わず泉美を見た。
ニヤニヤ私を見る泉美。




さ、さささ誘うって…どうやって??





私から?




そんなの無理だって!






“直接的に言えなくても、例えば態度で示すとか。美里には色気が足りない!充にもたれ掛かってみたり、飲みに行って酔っ払ったフリしてみたり。まぁ頑張って!”





…そんなの難易度高すぎだってば!!




色気がないくらいわかってるよ。



でもずっと充とは友達してきたんだよ?


それをいきなり、女の子らしく充と接するなんて、こっ恥ずかしくて出来ないっ!











けど、私が頑張れば…何か変わる?




私と充の関係も…




少しは進展して、恋人らしくなれるのかな。







後ろでぴくりとも動かずに寝ている充を見つめてそう考えていた。
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