Love Again【番外編集】

『短期で稼げるバイト紹介してもらったのに、美里があんな事言うから…』




「…我慢出来なかった？」




『普通に聞くなっ！！』





ぎゅうっと抱きしめられる。






「でもさ？充とはもう前に…」




シちゃってるし。だから、私のあの話は当てはまらないよね？
泉美だって私と充はもう経験済みだと思い込んで話してたみたいだし。あんなお酒の席での他愛のない会話を充が本気で考えてくれてたなんて、ビックリだよ。



『だからだよ！前は…暴走したなと俺なりにすげー反省してたんだ。…美里の気持ちも考えずにヤっちまったなって。初めてがあんなのは嫌だろ？だからせめて、次は美里の気持ち尊重しようって。』






「充…ありがと…」





充の背中に手を回して抱きしめた。





「充って案外ロマンチストだね。」




『は？お前が海の見えるホテルが良いっていったんだろ？』