Love Again【番外編集】
私は思わず笑ってしまった。



『何笑ってるんだよ。』





「私のあんな何気なく言った言葉、本気にしてくれたなんて。凄く嬉しい!けどおかしくて。」





それで我慢してたって…






『笑うなっ!』








私は顔をあげて充を見上げた。





「我慢させてごめんね?けど…不安だったよ。充が私の家に来てもキスすらしてくれなくて…不安だったよ…」





『悪い。不安だったら不安だったって言えよ。』





「…今度からはちゃんと言う。」






『ああ。俺もちゃんと言うから。…はぁ、本当辛かった。美里に触れたくて仕方ないのをすげー我慢してたんだぜ?他の事に集中したりしてさ?』







友達時代が長くて、ずっと一緒にいたから何でもわかる気になってた。



けど、友達と違って恋人になるとそこには今まで無かった感情も当然加わってくる。




だから不安にもなるし、すれ違っちゃうんだ。




そうならない為にも、恥ずかしがらずにちゃんと言葉で伝え合おう。




『もう我慢しなくていいんだ…』





そう呟いた充に私から初めてキスをした。
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