Love Again【番外編集】
『かなり滅入ってるな〜。』




一日中机に突っ伏す俺に声を掛けてきたのは光伸だった。



そりゃ滅入るって。



毎日メールで待ち合わせ場所で待ってるって伝えても、愛夢美は来てくれなかった。




電話もずっと繋がらない。




目線だけ光伸へと向ける俺に、憐れみの視線を返してくる光伸。


彼女から俺と愛夢美の事、聞かされたんだろうな。




『律がかなりお前の文句言ってた。“護くんサイテー”だとさ』




「それ、直接言われた……」




『はは。律はズバッと物事言うからな〜』




「でも、その通りだから文句も言えない」




バシッと頭を殴られた。




『当たり前だ。律に文句なんて言わせねー。どう考えてもお前が悪い。元カノ構って、愛夢美ちゃん放ってりゃそりゃサイテーって言われるだろ』





「有紀は元カノなんかじゃねーよ。有紀は……」
『俺に言っても意味ねーよ。伝える相手が違うだろ?』






そうなんだけどさ。




でも肝心の愛夢美が会ってくれない。




連絡も取れない。





「どーすりゃいいんだよ……」





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