Love Again【番外編集】
青くなる俺を見て光伸の彼女は話し始めた。





『兄貴と喋った事でアンタに怒鳴られて、怖くて会う気になれなかったんですって』





その言葉にグッと息を飲み込んだ。





怯えた顔で震えてるあの時の愛夢美が瞬時に出てくる。





どれだけ怖がらせてしまったんだろう。




側にいたのに放っておかれて、そこに顔見知りと会えば誰だってホッとして笑顔になる。





俺はそれを頭ごなしに怒鳴り付けてしまってたんだ。




「愛夢美は……まだ俺が怖いって言ってた?」







やっぱり怖いから会ってくれないのか?






『今は…違う事を怖がってる

一度会うの断ったからアンタが怒ってるんじゃないかって』





「そんな。俺は怒れる立場じゃないのに」





『私もそう言ったんだけどね…

そんなんでアンタの事でずっと悩んで寝不足っぽかったの。

そこに今日体育の授業があって、準備運動で走らされて倒れちゃったのよ。

それで早退したってワケ』





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