Love Again【番外編集】
返信がないのはまだ寝ているからであって欲しい。




そんな気持ちで晩飯を食べる。




ケータイ片手に飯を食べる俺を母さんは何度か怒鳴り付けてきた。




有紀は妹の那美と話しながら食べている。




昔から俺よりも那美と仲が良かったもんな。




親父も帰ってきて、飯を食べ終え有紀を駅まで送るために二人はそろって外へと出ていく。





『護、今日ここへ来た肝心な事聞けてないんだけど。
愛夢美ちゃんとは仲直り出来たんだよね?』




玄関で見送る俺に問いかける有紀の言葉に母さんも那美も興味津々の顔を俺に向けてくる。




「ちょ…ここじゃ言いにくいから外に出ろっ!」




一緒に付いてこようとする那美を睨み付けて止めて、俺は親父と有紀と一緒に外へと出た。





親父には車の中で少しだけ待ってもらうことにして有紀と向かい合う。





「有紀は心配しなくて平気だから。愛夢美とは別れたりしない」





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