Love Again【番外編集】
「おやすみなさい。」



『おやすみ。』



そうして重なる唇。



『昨日の分もしていい?』


「そ、それは、朝したでしょう?」



『じゃあ、仲直りのキス。』



また重ねる唇に幸せを感じる。



唇が離れた時、思い出したように拓海さんが言った。



『そういえば今日の昼、亜希、ヤキモチ妬いたろ?』



お昼?………あ!もしかして、拓海さんに話しかけてた新入社員の事?



な、なんで?拓海さん後ろ向いてたのに。



「別に?そんな事ないよ?」



『本当に?関口が言ってた。“亜希ちゃんがすごく怖い顔してこっち見てる”って。俺が振り返ったときは、亜希はすでに密談中だったんだけどさ。』



関口主任っ!余計な事を!!




「それは、随分顔近いなって思って…」



『だからそれをヤキモチって言うんだろ?俺、怒らせたかなって焦ったけど、かなり嬉しかったりもした。』
< 71 / 359 >

この作品をシェア

pagetop