Love Again【番外編集】
顔をあげると、綺麗な女の人が、立ち止まり私達の方を見ていた。




舞さんも美人だけど、あの人もすごく美人だなぁ。




比べるわけじゃないけど舞さんの顔を眺めようと横を向いた私。





「舞さん?…もしかしてお知り合いですか?」



そう尋ねて、舞さんが答える前に、その綺麗な人に声をかけられた。




『舞ちゃんよね!?久し振り!私の事、覚えてる?』




舞ちゃん、て事は?舞さんのお友達?




『…みちるさん!?』





『わぁ!覚えてくれてたの?嬉しいわ!』




笑ったその人と対象的な戸惑いがちの舞さんの表情が気になった。





「舞さん?」




どうしたのか聞こうとしたとき、看護婦さんの呼び声が聞こえた。





『中島さん。こちらへどうぞ!』





『あら。残念…もっと話したかったのに。ねぇ…話したいこともあるし、診察後に少し話しましょう?』





そう言って診察室へ向かっていく、みちるさんという人。




その後すぐに舞さんも呼ばれて立ち上がる。




「亜希ちゃん。悪いんだけど先に帰っててもらえる?ごめんね。」




みちるさんとゆっくり話すんだなと思った私は快く返事をした。
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