校風男子に近づくな!!
「オイ何見てんだよ!?」


紗苗と名乗るパンダ女が私の様子に気付いた。


「すッ…すみませ…」

すると急に校内放送が鳴った。


『ぇー…1―A菓子山杏味。至急校風委員会対策室まで来い。』



校風委員会対策室…ッ!?


まさかアイツが!?


…でも…



チャーンス☆






私はくるっとパンダ女の方へ振り向く。


「あっは☆ごめんなさ~い!!今呼ばれたんでぇ行きますねェ!」

そう言うと、手に持っていた鞄を勢いよく地面へ投げ捨てた。


「ちょ…菓子山ぁ!!」




パンダ女がキレる頃には、私は風と共に姿を消していたのだった。








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