校風男子に近づくな!!
ああ!スッキリした☆

明日苛められたらどうしよう…(汗)


そんな事を思いながらも、校風委員会対策室を捜し歩く。



「てか校風委員会対策室ってどこよ!?」


そんな部屋聞いた事ないし!!


生徒手帳の地図案内にも書いてませんし!!






悩んで悩んで…


諦めそうになった私は科学室を通りかかる。






「…みぃつけた…」




「…え…!?きゃあ!?」




私は腕を掴まれて、科学室の中へ倒れ込む。


でも痛くない。



何故なら…




見覚えのある人に抱えられていたから。



「よォ。」



ソイツは暗闇の中で笑みを浮かべる。




「あんたは…ッ校風委員の変態野郎!!」


「変態って…お前なぁ(怒)」



“黒石”は私を椅子へ座らせる。






また…会えたし…



「てか…何なのよ!?私を呼んだのってアンタでしょ?」


「ああ。」


黒石は頷くと、自分も椅子へ腰掛けた。


「な…何で呼んだの…。」



なんか…心臓うるさい…



この人の顔見ると…自分の心臓がウザい。




「だって…いつまでたっても眼鏡奪いに来ないじゃん。」


「眼鏡!?」





“返してほしかったら奪いにこいよ”




「あんたなんかに触られた眼鏡なんてもういらない…!」


「…酷い言われ様だな。」
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