校風男子に近づくな!!
黒石はニッコリ笑う。


「眼鏡ないと見えないんじゃないの?」



う゛……。←しかも金欠





「でもッ…」


言いかけた時、黒石は私のパイプ椅子に手を置いた。



「会いたかったよ…。杏ちゃん。」



「あ…あんちゃんって…」


顔がギリギリまで近づいて、頼りないパイプ椅子はギシギシと音を立てている。



真っ暗な部屋で、黒石の綺麗な顔がハッキリと見えた。








「なんで会いたかったのかわかる?」


ドキ…


「し…知らない…っ」



黒石は微笑んだ。





「それはね…」




黒石の手は、私の髪の毛を優しく触れる。














「この髪だッッ!!!」







………!?(〇ω・')

黒石はワナワナと震え出す。


私はその恐ろしさに椅子から立ち上がって逃げようとした。


しかし黒石は私の腕を掴むと、ニッコリ微笑む。



「逃がさねぇぞコラ。」





お、お母さーーーーーんッ!!












私はガタガタ震えながらパイプ椅子に座った。


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