校風男子に近づくな!!
なんか…


昨日の事あんま気にしてなさそうじゃない…?




私ばっかりグニャグニャ考えてたんですけど…心配して損したわ。



私はふぅと溜め息をつきながら黒石の方へ目を向ける。



黒石もそれに気付いて、ニコッと微笑んだ。









と、思った。




が!?








笑ってない…


いや…めっちゃ鬼のような黒い表情をしている。






「く…黒石…くん?」


戸惑う私を、黒石は下から上までジロジロ見てきた。



「お前さぁ…マジで俺怒らせたいみたいだな?」



「は…ぁ!?」



黒石は私の制服の袖を掴む。


「スカート長ぇし……髪はボサボサ…しかも瓶底眼鏡付き…っ。」←眼鏡はおじいちゃんの。




黒石の手が



私の顎を掴んだ。



「むに!?」



私は顔がタコチュー状態になる。


その顔に黒石の不機嫌そうな顔が近付いた。



「今日この格好で委員会来てみろ。ぜってぇー殺す。」





「ばびぃぃッ!!」







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