校風男子に近づくな!!
考えて


考えて


思った。










あの人はただの変態なのでは!?(゜∀゜)…と。


本当は校風委員だか風紀委員だか嘘なんじゃないの!?









「―…続いて校長先生のお話しです。」


それにしても…


入学式長いなぁ…



私は校長先生の明らかにズラっぽい頭を憐れに思いながらも、さっきのイケ男子の事をまだ考えていた。






「…続いて、校風委員会校風委員長のお話しです。」



ん!?校風委員長!?

寝ぼけていた私はバチッと目を見開く。


“その人”がステージに出てきた瞬間、体育館は歓声に包まれた。


「きゃあああ黒石先ぁぁ輩」



“その人”は確かに


今日私が出会ったイケ男子だった。



イケ男子はマイクのスイッチを入れると、私達を見渡す。




「新入生の皆さん。本日はおめでとうございます。」



相変わらずの低い声にうっとり…じゃなくて!!



アイツ…マジで校風委員長だったの!?




「皆さんが見て通り。俺は校風委員に見えませんよねぇ?」




皆の声援は収まらない。


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