ネバーランド


少女はあたりを見渡した。


(ここ、どこかしら?)


辺りはまるでテーマパーク。

けれど誰かがいる気配はない。


(ちょっと怖い。)


笑い声の聞こえないテーマパークは少々気味が悪い。



「――ようこそ!夢の国、ネバーランドへ!!」
「――!」



目の前には優雅にお辞儀をする青年。


(……いつの間に)


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