ロストバージン·レクイエム
「痛い……動かないで」
「ごめん、でも動かないと小さくなっちゃう」
「いいから動かないで。お願い」
下になると腹部の圧迫感が増した。
それに何とも言えない異物感。
「トイレ行きたい」
口に出てしまった。
「ここでしていいよ」
「はぁ!?」
「冗談だよ」
「はぁ……」
もうそろそろ終わりにしたい。
また彼が腰を動かそうとした。
けど、もう何も言わない。
痛みが退いてきたと思ったのか徐々に彼の動きが大きくなってくる。
「優しくして」
出来るだけ可愛い声で訴える。
もっと気持ちよくなって。
そして早くイッて。