ロストバージン·レクイエム

インターホンを押すとすぐに鍵が開いた。


「いらっしゃい」
「お邪魔します」

「息が切れてる」
「気にしないで」

川島君はいつものデートよりもリラックスした恰好をしていた。

「キッチン右」
「はい」

リビングに荷物を置いてキッチンに向かい、早速夕飯作りに取りかかった。

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