恋愛ゲーム〜ニセモノかホンモノか〜
想い出
あと一歩で落ちてしまう。


躊躇なく飛び降りた。


ふわっと浮くような感覚―


今までの思い出が、走馬灯のように蘇った。



高校へ入って、ミカと出逢った。


ミカは一番の親友になった。


ミカの失恋を、二人で泣いた。


偶然、運命的に、ユウと出逢い、好きになった。


そして始まった“恋愛ゲーム”。


ミカの事も、ユウの事も、誰よりも想っていた事。


これは、思い出じゃない。


“想い出”だ。
< 27 / 111 >

この作品をシェア

pagetop