空に描いた恋の音



私はじっとしていられなくて、コートを着て外へと飛び出した。





滑りやすい場所をうまく避けながら、私は一人きりになれるところまで、歩いて行った。


その場所は、私が幼稚園のころ近所に住んでいた「ともくん」、という男の子に教えてもらった場所。


< 3 / 22 >

この作品をシェア

pagetop