朱雀の婚姻~俺様帝と溺愛寵妃~
第十七話 暁の過去
暁が討伐に行ってから数日が経過した。
部屋から出るなとは言われたけれど、稽古はどうしようと気を揉んでいたが、貴次も同行したので稽古そのものがなくなってしまった。
稚夜には稽古ができなくて申し訳ないという文を送ると、稚夜から返事が返ってきた。
『僕も暁兄様がいない間は部屋から出ない方がいいと思います。
暁兄様がいなくなり、結界の緩んだ平城宮は不穏な気が充満しています。
僕や暁兄様は天照大神の子孫なので、あやかしの気を感じ取ったり鎮めたりする力が元々備わっているのです。
とはいっても、暁兄様のような大きな力は僕にはありません。
暁兄様が帰ってくるまでは、大人しくしていることが賢明かと思われます』
柚は手紙を読み終えると寒気を感じた。
部屋から出るなとは言われたけれど、稽古はどうしようと気を揉んでいたが、貴次も同行したので稽古そのものがなくなってしまった。
稚夜には稽古ができなくて申し訳ないという文を送ると、稚夜から返事が返ってきた。
『僕も暁兄様がいない間は部屋から出ない方がいいと思います。
暁兄様がいなくなり、結界の緩んだ平城宮は不穏な気が充満しています。
僕や暁兄様は天照大神の子孫なので、あやかしの気を感じ取ったり鎮めたりする力が元々備わっているのです。
とはいっても、暁兄様のような大きな力は僕にはありません。
暁兄様が帰ってくるまでは、大人しくしていることが賢明かと思われます』
柚は手紙を読み終えると寒気を感じた。