朱雀の婚姻~俺様帝と溺愛寵妃~
暁がいなくなり、一人で寝るようになった柚なのだが、夜中うなされてなかなか寝付けないのだ。
暁と一緒に寝ていた頃は、すぐに熟睡できたので、なぜだろうと思っていた。
心細く、寂しいから寝つけないのかと思っていたけれど、もしかしたら物の怪の気にやられてしまっているのかもしれないと稚夜の文を見て思った。
なぜか夜中になると妙に息苦しくなり浅い眠りしか取れない。
暇な日中をどう過ごそうかと思い悩んでいたが、夜に寝られない分、昼寝をたくさんしていた。
昼はわりと身体が軽くなり息苦しくなるということはないのだ。
平城宮で働く人々は、普段と大して変わらないと由良が言ってたので、柚は人一倍霊感が強いからもろにダメージをくらっている可能性が高かった。
そんな恐ろしい気が充満しているという平城宮を楽しく散歩しようなどという気には全くなれなかった。
暁と一緒に寝ていた頃は、すぐに熟睡できたので、なぜだろうと思っていた。
心細く、寂しいから寝つけないのかと思っていたけれど、もしかしたら物の怪の気にやられてしまっているのかもしれないと稚夜の文を見て思った。
なぜか夜中になると妙に息苦しくなり浅い眠りしか取れない。
暇な日中をどう過ごそうかと思い悩んでいたが、夜に寝られない分、昼寝をたくさんしていた。
昼はわりと身体が軽くなり息苦しくなるということはないのだ。
平城宮で働く人々は、普段と大して変わらないと由良が言ってたので、柚は人一倍霊感が強いからもろにダメージをくらっている可能性が高かった。
そんな恐ろしい気が充満しているという平城宮を楽しく散歩しようなどという気には全くなれなかった。