朱雀の婚姻~俺様帝と溺愛寵妃~
そうして暁の我慢の日々は再び続くことになった。
しかし、これまでと違い、想いが通じ合っていることが分かった今、共寝をしてしまったら自制する自信がなかった。
柚を本気で愛していることを伝えるために我慢する道を選んだのだから、何がなんでも我慢しなければいけない。
一緒に寝て、理性が吹き飛び、気が付いたら柚を抱いていたということにならないように、暁は苦渋の判断で、夜に柚の部屋に通うことを止めたのだった。
しかしその分日中は、時間のある限り柚に会いに行くようにしていた。
この並々ならぬ努力を見て、きっと柚はさらに自分のことを好きになり、信頼してくれているだろうと思っている暁であったが、とうの柚は暁が夜訪れないのは自分のいびきが原因だと思って悩んでいる。
更に、そんな涙ぐましい思いをしているにも関わらず、柚は暁がどんなに我慢してくれているのかさえ全く分かっていなかったのである。
しかし、これまでと違い、想いが通じ合っていることが分かった今、共寝をしてしまったら自制する自信がなかった。
柚を本気で愛していることを伝えるために我慢する道を選んだのだから、何がなんでも我慢しなければいけない。
一緒に寝て、理性が吹き飛び、気が付いたら柚を抱いていたということにならないように、暁は苦渋の判断で、夜に柚の部屋に通うことを止めたのだった。
しかしその分日中は、時間のある限り柚に会いに行くようにしていた。
この並々ならぬ努力を見て、きっと柚はさらに自分のことを好きになり、信頼してくれているだろうと思っている暁であったが、とうの柚は暁が夜訪れないのは自分のいびきが原因だと思って悩んでいる。
更に、そんな涙ぐましい思いをしているにも関わらず、柚は暁がどんなに我慢してくれているのかさえ全く分かっていなかったのである。