朱雀の婚姻~俺様帝と溺愛寵妃~
「大丈夫でございます。
先程も言った通り、帝が守ってくれておりますゆえ。
それに柚様は今宵から帝と夜を共に過ごせます。
帝の側が一番安全でございます」
「まじかよ……」
「くれぐれも逃げるなどとは思わない方が柚様の為でございますよ。
夜中になど逃げ出すものなら、物の怪に食われてしまいますよ」
「そういう恐ろしいことを笑顔で言うな!」
柚は本気で怖がっているのだが、由良は気に留める様子もなく「あら、いけない。そろそろ夜伽の準備をしなくては」と言い、柚に滑らかな絹でできた白地の寝着を着せ始めた。
「私は夜伽なんかしない!」
抵抗する柚に「でも帝と一緒にいないと、物の怪が出るかもしれませんよ。夜は物の怪の力が強まりますから」と脅し(?)て、あっという間に柚の着替えを終わらせた。
先程も言った通り、帝が守ってくれておりますゆえ。
それに柚様は今宵から帝と夜を共に過ごせます。
帝の側が一番安全でございます」
「まじかよ……」
「くれぐれも逃げるなどとは思わない方が柚様の為でございますよ。
夜中になど逃げ出すものなら、物の怪に食われてしまいますよ」
「そういう恐ろしいことを笑顔で言うな!」
柚は本気で怖がっているのだが、由良は気に留める様子もなく「あら、いけない。そろそろ夜伽の準備をしなくては」と言い、柚に滑らかな絹でできた白地の寝着を着せ始めた。
「私は夜伽なんかしない!」
抵抗する柚に「でも帝と一緒にいないと、物の怪が出るかもしれませんよ。夜は物の怪の力が強まりますから」と脅し(?)て、あっという間に柚の着替えを終わらせた。