朱雀の婚姻~俺様帝と溺愛寵妃~
第七話 帝の弟
「柚様、朝餉の御膳をご用意いたしました」
翌朝、由良が部屋に入ると、寝台を隠す薄絹の天蓋が人影でゆらゆらと揺れた。
「柚様、もうお起きにならないと……きゃあ!」
由良が寝台に向かって話しかけると、起き上がり天蓋を開けたのは、寝巻き姿の暁だった。
暁の胸元の衣は少し着崩れしており、朝の気怠げな様子はとても色っぽい。
「たたたた、大変申し訳ありませんっ! まさか帝がまだいらっしゃるとは思わず……」
由良は真っ青になって床にひれ伏した。
「良い。余はちと寝すぎたようだ。公務に遅れては貴次にまた叱られるところだった。起こしてくれてありがとう」
由良は暁が怒っていないということが分かっても、まだ頭を上げることができなかった。
「ほれ、柚、起きろ。朝飯の時間らしいぞ」
暁が隣で寝ている柚を揺すると、柚は「う~ん」と目を擦りながら上体を起こした。
「余は公務にいってくる。また後でな」
「うん、いってらっしゃい」
翌朝、由良が部屋に入ると、寝台を隠す薄絹の天蓋が人影でゆらゆらと揺れた。
「柚様、もうお起きにならないと……きゃあ!」
由良が寝台に向かって話しかけると、起き上がり天蓋を開けたのは、寝巻き姿の暁だった。
暁の胸元の衣は少し着崩れしており、朝の気怠げな様子はとても色っぽい。
「たたたた、大変申し訳ありませんっ! まさか帝がまだいらっしゃるとは思わず……」
由良は真っ青になって床にひれ伏した。
「良い。余はちと寝すぎたようだ。公務に遅れては貴次にまた叱られるところだった。起こしてくれてありがとう」
由良は暁が怒っていないということが分かっても、まだ頭を上げることができなかった。
「ほれ、柚、起きろ。朝飯の時間らしいぞ」
暁が隣で寝ている柚を揺すると、柚は「う~ん」と目を擦りながら上体を起こした。
「余は公務にいってくる。また後でな」
「うん、いってらっしゃい」