朱雀の婚姻~俺様帝と溺愛寵妃~
「気になるっていうか、なんか怖そうだし、嫌な奴だなぁと思って。暁もよく貴次の名前を出すだろ。仲いいのかなと思ったんだ」
「なんだ、柚は貴次のことが気に入らんのか。それなら良かった」
「良かったってなんだよ」
「貴次は身分は高くないのだが、武将としての腕を買われ今の地位になったのだ。
腕っぷしが強いだけなく、貴次は頭も大層切れる。
それに加えて、あの容貌。
貴次は女に人気があるのだ。
まあ、余の次にだがな」
「貴次に人気があることが、どうして私が貴次のことを気に入らなくて良かったってことに繋がるんだよ。
しかもちゃっかり自分のこと自慢してるし」
「それは、微妙な男心というものであって……」
暁がしどろもどろになると、柚が聞いたにも関わらず、興味なさそうに話を打ち切った。
「要は、強いし頭もいいし顔もいい、いけ好かない奴ってことだな」
「なんだ、柚は貴次のことが気に入らんのか。それなら良かった」
「良かったってなんだよ」
「貴次は身分は高くないのだが、武将としての腕を買われ今の地位になったのだ。
腕っぷしが強いだけなく、貴次は頭も大層切れる。
それに加えて、あの容貌。
貴次は女に人気があるのだ。
まあ、余の次にだがな」
「貴次に人気があることが、どうして私が貴次のことを気に入らなくて良かったってことに繋がるんだよ。
しかもちゃっかり自分のこと自慢してるし」
「それは、微妙な男心というものであって……」
暁がしどろもどろになると、柚が聞いたにも関わらず、興味なさそうに話を打ち切った。
「要は、強いし頭もいいし顔もいい、いけ好かない奴ってことだな」