曇りのち友情、時々恋
「おはよ―――ウっ!!!」
((どんっ!!
いてっ・・・。
「おぉ… 蛍は朝からテンション高いですなぁ。」
「んー… 耳にキィーーンと来ましたよぉ… 蛍ちゃん…。」
すんごーーく眠たい朝っぱらから
いきなり後方より体当たりをしてくるのは
同じくあたしの大親友・・・
滝浪 蛍子 (たつなみ ほたるこ)
みんなからは『蛍』って呼ばれてて、
彼女のすごいところっつったら もう運動神経が半端じゃない!!!
男の子はともかく、
女の子からだってラブレター、一日5通は最低下駄箱ン中入ってるからね。
彼氏いるし。
みんなの憧れの的!!って言ってもおかしくない・・・
まぁ、なるみも結構モテモテなんですけど。
そんな二人の真ん中にいつもいると
あたしもこんな人みたいになれたらいいなってよく思う。
「ねぇねぇ~~ えっとねぇ~ あのねぇ~ 昨日さぁ~ んーとねぇ~ あたしさぁ~・・・」
うん、なるみ・・・わかったからもっとテンポ上げて話そうか。
「あたしさぁ~ 先週からさ、小説書き始めたんだ♪」
ほぉ~。
「でさ、昨日までに読んでくれた人がさっ、900人以上なんだよっっ!!!」
「すごっ!!! ナルちゃんやるぅ~っ!!」
???
何の事?
話についていけないわたしは・・・・。