曇りのち友情、時々恋
「んじゃ、切り替えてSHR始めるぞー!! えーっと、まずは今日の連絡から…」
うん、まぁ今日は大した予定ないだろうけどね。
昨日上杉浩二という無駄な転校生が来たばっかりだから・・・。
「今日は大事な用事があるぞー。」
え゛っ!!
なんかあるの?!
「えーっと、今日はもうすぐおこなわれる合唱コンクールの曲決めを6限にする。 みんな好きな曲を何か一人1つ考えてその中から最高の曲選ぼうなっ!!」
ワァ―――――ッ!!!
と、みんなから歓声が上がった。
あたし等の学校ちょっと合唱コン行われるの遅いんだよね。
なんか受験勉強の息抜き的な感じで先生たちも行事組んでくれたのかね?
「木ノ亦中の合唱コンはすっっっっっっっっごい、盛り上がるんだよー。 あんた、いい時に来たね。」
「おぉ、まじか。 俺の学校は合唱コンクールなんてなかったわ。」
「ふーん、じゃあラッキーじゃん??」
「ああ、めっちゃ楽しみだよ!!」
「ほいっ、今日の連絡は以上!! 特にやることもないんで勝手に話してろお前ら!!!! 俺はコウジと話す!!!」
テキトウだね、先生。
まぁ、嬉しいけど。