曇りのち友情、時々恋



そして、楽しみなことがあると時が過ぎるのは早いようで。


あっっっとゆーまに6時間目。

合唱練習の時間です。


これから毎日6限に合唱練習があるんだっ♪

力はいってるでしょー?


「そーいえば、合唱練習をしたいのはやまやまなんだが…」

ん? せんせ??

合唱練習したいよ??

できないとか言わないで・・・・!!

「俺ら、まだ指揮者とかきめてねぇよな。」


(クラス一同)
「「「「「「あ゛――――っ!!!」」」」」」


「最悪だァァァァ!!!」
「誰だよっ!! 決めんの邪魔した奴!!!」

そしてみんなの視線が一斉に先生の方へ向く。

「えっ…? 俺??」

(クラス一同)
「「「「「「うん!!!!」」」」」」


それは、朝のSHRの時の事。

クラスで指揮者と伴奏者を決めるということになってた。


「っしゃぁっ!!! 決めてやるぜ!! 指揮と伴奏!!! やりたい奴、推薦したい奴手あげろー。」

クラスが騒がしくなる。

誰にする?  誰がいい?
  誰がうまいかな?
ねぇ、やらないの?
 えっ、やってみよっかな?

「俺的にはなるみにやってほしいなぁ、ピアノ。」

「…。・・・えっっっ?!」

顔を赤く染めるなるみ。

「さっきの話の続きだよー。適任じゃん??」

「えっ、えっ、でも…!!」

さらに顔が赤くなる。

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