曇りのち友情、時々恋


「きゃぁっっ!!!」




あれっ? 

これ、あたしの声・・・・だよね??


あたしこんな声出るんだ・・・


てゆーか、もしかして蛍!?
蛍に見つかったの?! 

嫌ァァァァ!!!!
助けてぇえええっ!!!!


「ほ… ほた…る??」


てっきり蛍だと思って顔をあげるとそこには・・・




「…だれ??」



誰だァァァァァァアあっ!!!

この人誰だァァァァアあっ!!!

誰っ?!  

明らかに蛍じゃない!!!


男だぁっ!!
男とぶつかった!!!

しかも超デカイ!!! 背高っ!!!!




下の階の人かな?


とにかくあたしのクラスじゃない。 この人。

3年だ・・・ 3年の学年カラーの名札付けてる・・・。

でもこの学校に3年間通って一回も見たことない!!


誰だァァぁっ!!!!



「すんませんしたー。」



棒読みかいっ!!



「あんまりでっけぇ口開けてっと、あご外れるぞ。」



かちぃーん!!!

てか、あたし口あいてたのね・・・


でもムカ――――――っ!!!


あたしがきちんとした謝り方教えてやるんだから!!!


まずは息を吸って・・・・


「こちらこそぶつかってしまってすみませんでした。」


よし、これでかんぺ――――――――――――――――・・・



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