え!?朝霧ってあたしのこと好きなの!?
しかしそんな嵐のような告白(?)から三日、朝霧は学校に来なかった。
朝霧はもともと学校をサボりがちだから、そんなに珍しいことではない。
あたしもあの告白は夢だったんだ…そう思い始めた三日目の夜
~♪♪
買ったばかりのMyスマートフォンが、知らない番号からの着信を知らせた。
ん?誰だろ?まぁ出てみれば分かるかー!
そんな軽いノリで通話ボタンを押す。
「はいもしもしー!」
「……俺」
俺!?
「えっと…俺俺詐欺なら間に合ってます☆」
「詐欺じゃねーよ!!
テメェ…自分の男の声を忘れたのか?」
えぇ!?あたしの男!?
あたしに男なんていたっけ??
「え?誰?まさかお父さん!?」
でもお父さんってこんな声だったっけ?
と首を捻っていると
「お前はアホか!!!!
朝霧だ!!!!!」
「え!?朝霧!?」
朝霧があたしの男なの!?
あっでも、朝霧にはあたしは俺の女だ的なことを言われたよね。
とゆーことは!!
イコール、朝霧はあたしの男ということか!!
「なるほど~☆」
「テメェ…おちょくってんのか!?」
不機嫌そうな朝霧。
「まぁいい…明日朝お前んち行く」
「え?あたしんちに?何で?」
「何でだと?そ…そりゃぁ、こここ、こ恋人同士が一緒に登校するのなんて当たり前じゃねーか」
「え!?あたし達恋人同士なの!?」
「一度死ね」
そんな暴言を最後に、電話は切れた。
そ…そうか…あたしと朝霧は恋び……
マジでか!!!