え!?朝霧ってあたしのこと好きなの!?
放課後、資料室、二人きり





「今日の放課後に残って先生の手伝いしてくれる奴~、誰かいるか~?」





帰りのSHR、担任の先生が突然そんな事を言い出した。





「誰もいないかぁ~?
じゃぁ今日は14日だから男子1番と女子4番!えっと…」





げ。女子4番ってあたしじゃん。
…ん?しかも男子1番って……まさか。





「……あ…朝霧、か…や、やってくれるか?」




先生もよりによっての朝霧にかなりビビっているご様子。


サボり魔の朝霧が放課後にわざわざ残って先生の手伝いなんてするわけない。


と、誰もが思っていたのに…





「別にいいけど」






珍しくSHRに出ていた朝霧は無表情のまま、そう言い放った。




「…そ、そうか!?じゃぁ悪いな二人とも!よろしく頼むな!」




そうして放課後、朝霧と二人で先生の手伝いをすることになってしまった。






……ま、マジか………





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