忘れないよ、きっと
「お前は何でここにいるんだよ?」
「熱があってさ、早退してきた...」
「えっ、大丈夫っ?」
あたしは陽光に、すがりつくように話しかけた。
「あぁ。大丈夫だ」
「それじゃあな!またメールする」
「あぁ.....」
陽光が家に入って行ったので、あたしたちも家に入ることにした。
「お邪魔しまーす...」
「どーぞー」
「結構綺麗にしてんだなー」
「そう?じゃあ作るねっ」
「おおっ。じゃあ俺何してればいい?」
「んー、そこに座ってテレビでも見ててー」
「おっけー了解ー」
慎也の返事を聞き、あたしは冷蔵庫を開ける。