忘れないよ、きっと
「できたよー♪」
「うっわ!うまそっ!」
卵雑炊のほかに、ポテトサラダも作った。
「じゃあ、陽光にも届けてくるね!」
「は?...なんでだよ.....」
「ママいないみたいで、心配だからだよ」
「あっそ...」
何故か慎也が不機嫌だったが、あたしは家を出た。
清水家の家のインターフォンを押す。
「はい。」
「えっとー...莉子ですけど...」
「は?莉子?」
足音がしたと思ったら、ドアがあいた。
「どうしたんだよ?」
「何も食べてないでしょ。雑炊作ってきたから食べて!」
「.......さんきゅ..」
「また何かあったらメールしてきてね」
「わかった。じゃっ」
ニコッって笑ってくれた・・・。
嬉しい・・・