忘れないよ、きっと
あたしは家に戻り、雑炊を食べ始める。
「...慎也、どーして機嫌悪いの?」
「.......なんでもねぇ」
意味わかんないし・・・。
「ん!美味し~♪」
予想以上の上出来に、嬉しくなる。
食べ終わり、お皿を片付けることにした。
慎也は変わらず機嫌が悪い。
何かしたかな?.....
「ねー....」
いや、やめとこー。
無駄に喋りかけないほうがいいかも。
あたしは黙って家をでた。
「陽光ーっ、うみだけど~!」
ん?
あたしは陽光の家をみる。
あ、あの時の女の子だ........
やっぱり彼女だったんだ。
そうだよね。
あんなべったりくっついて。
あたしが彼女気取ってても無駄だよね。