忘れないよ、きっと
「明日怒られるかもなー。ハハッ」
「ホントだよー。急に抜け出すなんて言い出すから...あははっ」
「お前ん家、まだかよ~」
「あともうちょっとだよ。だから遠いって言ったじゃーん」
「暗い道に女一人歩かせるわけにはいかねーよ」
あたしのコト、考えてくれてる//
あたし、慎也の事、スキなのかな?
けど、あたしは陽光一筋。
ほかの人、好きになったことないからわかんない。
「あ、ここ。うちん家」
「あ、そ。えっ、ん?俺ん家と近いんじゃね?」
え?
「えっ、じゃあ同じ中学校...」
「俺、小学校も中学校も別通ってたからさっ」
「そーなんだ~」
「だから、幼稚園はお前と一緒かもよ。アルバム探したら多分俺いる」
「え、ホント?探してみるね!」
「おぉ...じゃあな、また明日」
いま、頭ポンポンってされた///
「うん、ばいばい」
その後、目があうことなく帰って行ってしまった。