エンドレス・ツール
それから合コンはお開きになった。
あたしはそのまま家に帰るけど、なつは、
「今からケイゴくんと家で飲み直すからあ、璃里香も熱い一夜を楽しんで~!!」
なんて、べろんべろんの状態で始終なつと話していた男と共に、夜の街に消えて行った。
あんなんで、どうやって飲み直すってんだよ。
男も女も考えてることバレバレ。
ていうか、「璃里香も」は余計だよ……。
ふとあたりを見回すと、翔さんはもういなかった。
帰っちゃったか。
翔さん、あたしと話し終わった後に他の女の子に呼ばれて話してたし、もしかして今夜、なつと同じ状態なのかな。
「……連絡先聞いておけばよかった」
気づいた時には既に遅し。
せっかく誠ちゃん似のイケメン(とは言い難いが)に出会えたのに。
せっかくのチャンスを棒に振った気分。
「誠ちゃんに慰めてもらうしかない……」
翔さんは今頃……なんてあらぬ妄想をしながら、帰って録画を見直そうと決めて、帰路に着いた。
あたしはそのまま家に帰るけど、なつは、
「今からケイゴくんと家で飲み直すからあ、璃里香も熱い一夜を楽しんで~!!」
なんて、べろんべろんの状態で始終なつと話していた男と共に、夜の街に消えて行った。
あんなんで、どうやって飲み直すってんだよ。
男も女も考えてることバレバレ。
ていうか、「璃里香も」は余計だよ……。
ふとあたりを見回すと、翔さんはもういなかった。
帰っちゃったか。
翔さん、あたしと話し終わった後に他の女の子に呼ばれて話してたし、もしかして今夜、なつと同じ状態なのかな。
「……連絡先聞いておけばよかった」
気づいた時には既に遅し。
せっかく誠ちゃん似のイケメン(とは言い難いが)に出会えたのに。
せっかくのチャンスを棒に振った気分。
「誠ちゃんに慰めてもらうしかない……」
翔さんは今頃……なんてあらぬ妄想をしながら、帰って録画を見直そうと決めて、帰路に着いた。