エンドレス・ツール
03.ダダ漏れ?
『あい、待てよ!』
『あんたがはっきりしないのが悪いの。さっさとあたしの前から消えて!』
あいと呼ばれた女が、男の方へと振り向き、一粒の涙を流した。
それを見た男がはっとした表情で女を見つめる。
『私はもう、あの人のものになったの。あんたにはもう、近づきたくても近づけない!』
その時、男が女の腕を掴んだ。
『は、離しなさいよ!』
『お前が誰のものだって、俺が奪い返してやる』
そして、静かにゆっくりと二人の唇が近づき…………
「きゃーーーーーっ!! 誠ちゃーーーーんっ!!」
あたしはパソコンの前で、枕を抱えながらベッドの上でじたばたした。
もう、見てるこっちが恥ずかしくなるくらい、素敵!!
なんて素晴らしい男なんだ、誠ちゃん!!
深夜二時。
あたしは、パソコンで誠ちゃんが主演の何年か前のドラマの動画を見ていた。
『あんたがはっきりしないのが悪いの。さっさとあたしの前から消えて!』
あいと呼ばれた女が、男の方へと振り向き、一粒の涙を流した。
それを見た男がはっとした表情で女を見つめる。
『私はもう、あの人のものになったの。あんたにはもう、近づきたくても近づけない!』
その時、男が女の腕を掴んだ。
『は、離しなさいよ!』
『お前が誰のものだって、俺が奪い返してやる』
そして、静かにゆっくりと二人の唇が近づき…………
「きゃーーーーーっ!! 誠ちゃーーーーんっ!!」
あたしはパソコンの前で、枕を抱えながらベッドの上でじたばたした。
もう、見てるこっちが恥ずかしくなるくらい、素敵!!
なんて素晴らしい男なんだ、誠ちゃん!!
深夜二時。
あたしは、パソコンで誠ちゃんが主演の何年か前のドラマの動画を見ていた。