エンドレス・ツール
その時、なつの携帯がテーブルの上で震えた。
「だーれだっと……お、噂をすれば」
「え?」
「翔さんからメールやで~」
なつが満面の笑みであたしに携帯を見せてきた。
『今日夜にケイゴと家で飲むんだけど、りーと一緒に来ない?
場所は後ほど。
(ケイゴが一週間会えてないって寂しがってたよ(笑))』
「……って、あんた翔さんとメールしてたの!?」
「合コンの時みんなで交換したんやで。あんたはトイレに長居してて知らんかったんやろ。ケイゴくんのことやで。うちがケイゴくんと付き合えるようになったのも、翔さんが相談乗って仲裁役をしてくれたからやし」
「あたしがいないときにそんなことしてたの……」
「嫉妬すんなや。メールかてケイゴくんのことばっかやし、何より翔さんはうちの趣味とちゃうからな」
「何気に失礼なこと言ったよね……」
「でもあんたを誘ってくるってことは、少なからず翔さん、あんたのこと悪いとは思ってないで」
なつがまたにやっと笑ってきた。
……まあ、嬉しくなくはないけど。
「だーれだっと……お、噂をすれば」
「え?」
「翔さんからメールやで~」
なつが満面の笑みであたしに携帯を見せてきた。
『今日夜にケイゴと家で飲むんだけど、りーと一緒に来ない?
場所は後ほど。
(ケイゴが一週間会えてないって寂しがってたよ(笑))』
「……って、あんた翔さんとメールしてたの!?」
「合コンの時みんなで交換したんやで。あんたはトイレに長居してて知らんかったんやろ。ケイゴくんのことやで。うちがケイゴくんと付き合えるようになったのも、翔さんが相談乗って仲裁役をしてくれたからやし」
「あたしがいないときにそんなことしてたの……」
「嫉妬すんなや。メールかてケイゴくんのことばっかやし、何より翔さんはうちの趣味とちゃうからな」
「何気に失礼なこと言ったよね……」
「でもあんたを誘ってくるってことは、少なからず翔さん、あんたのこと悪いとは思ってないで」
なつがまたにやっと笑ってきた。
……まあ、嬉しくなくはないけど。