恋の罠 *- 先輩の甘い誘惑 -*



「青山さん、ちょっと話があるんだけど」


振り返った先にいたのは、3人の女子生徒。

上履きの青色が3年だって事を教えてる。


……絶対にイヤな感じ。

ついていったら、絶対にしめられる。

体調も悪い事だし、後にしてくれないかな……。


そう思ったけど、どう見ても断われる雰囲気じゃなくて。


「……なんですか?」


答えた声が少し掠れてた。


「ちょっといい?」


どうやらここで済むような話じゃないみたいで、ますます気が重くなる。


熱いため息が、階段に落ちた




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