恋の罠 *- 先輩の甘い誘惑 -*
イジワルされてる気分になって、思い切り顔を背ける。
だってこんなの、あたしが恥ずかしがってるのを楽しんでるようにしか思えないし!
どんどん熱くなる頬を両手で隠しながらベッドの中に隠れようとしていると、上からイジワルな言葉が落とされた。
「……そう。じゃあ朱莉が言いたくなるようにしてあげようか」
慌てて振り返ると、イジワルに笑みを浮かべる先輩がいて……。
「……せ、先輩っ」
先輩の手が頬に触れた時。
ガラって音がして、保健室のドアが開いた。
「ごめんね、遅くなって~」
入ってきた先生が、あたしが寝てるベッドのカーテンを開ける。