恋の罠 *- 先輩の甘い誘惑 -*
『っていうか、相沢先輩みたいな人ってどういうエッチを……』
それに対しての答えが、『朱莉にだったらいつでも教えてあげるよ』って事……?
それが分かった途端、心臓がドキっと大きく跳ねる。
ドキドキしすぎてまばたきばっかりするあたしに、先輩は余裕の微笑み。
「くる? 朱莉。
……先に言っておくけど、両親は共働きで夜まで帰らないんだけど」
「え……、じゃあ……」
「2,3時間くらいはふたりきりで過ごせるって事」
先輩が意味深に微笑んだりするから、顔がカっと熱くなる。
だって……、これって、そういう意味だよね……?
ドキドキドキドキ、心臓がうるさい。
困りきって言葉もでないあたしを見て楽しそうに笑った後、先輩が上半身を折る。
そして、イスに座ったままのあたしの耳に、直接言葉を注いだ。