恋の罠 *- 先輩の甘い誘惑 -*


きっと、他の生徒が思う以上に先輩の役割は忙しく大変なハズ。

そう思うと、ただ刃向かってばかりだった自分を少しだけ反省するしかなかった。


「ところで……」


大人しく一人反省をしていると声をかけれる。

隣を見ると、微笑みを浮かべる先輩がいて。

まともに見てしまった整った顔に、胸がまた騒ぎ出した。


「それはわざと?

……昨日の約束は覚えてるよね」

「え……、」


先輩の発言の意味を考える思考回路を、胸のドキドキが邪魔をする。




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