こうして未来は繋がっていく―黒猫シロと僕―[完]
<ぼくとおんなのこは、ぼくのいえでねことあそびながら、なまえをかんがえることにしました。
いいなまえはなかなかうかびません。
「うーん」といっしょうけんめいかんがえていると、おんなのこが、「シロにしたい」
といいだしました。>
――
俺の家で子猫と遊びながら、香澄と名前を考えることにした。
今まではいつか居なくなるならと、あえて名前は付けていなかった。
香澄と二人で一生懸命考える。
あれやこれやいいながら、二人で考えていたけれど中々いい名前は浮かばない。
(ちなみに猫はメスだった)
俺はカッコいい名前が付けたかったけど、それは香澄が嫌だと言い。
香澄が言う、メルヘンチックな名前は俺が嫌だった。
そんな時、香澄は何かを思い出したように、「シロにしよう」そう言い出した。