こうして未来は繋がっていく―黒猫シロと僕―[完]


<それからまた、おおくのとしつきがすぎました。

シロもすっかりおばあちゃんになりました。

おんなのことぼくも、おおきくなってあまりシロといっしょにすごせなくなりました。>

――

シロを飼いだして15年。

俺は家から出ていて、あまり実家にも帰らなくなっていた。

シロの様子はたびたび聞いてはいたけれど、突然その日はやってきたんだ―――…。


< 23 / 42 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop