こうして未来は繋がっていく―黒猫シロと僕―[完]
そんな会話をしながら食事を終え、後片付けをしてからお風呂に入る。
一人でのんびりお湯に使っていると、珍しく香澄も一緒に入ると言う。
頭を洗う香澄の、背中からうなじにかけてのラインが何とも言えず綺麗で。
思わず後ろから背中に指を這わせる。
「ひゃっ」と言う小さい声が聞こえてきたかと思うと、シャワーで反撃され。
頭を洗い終えた香澄を抱き上げて、一緒に湯船に入り、そのまま深いキスをした―――。
――――…
お風呂に入り終えた後、そのままベッドに行き、朝まで深く抱きあって。
香澄が妙に色っぽくて、可哀想だと思いつつ、抱くのを止めれなかった。
今までももちろん満足していたけれど、初めて香澄と抱き合ったとき感じた、体と一緒に心まで深く繋がったような感覚が、もっともっと大きくなって襲ってきた。
「やべえ…、なんだ、これ…」
深く繋がりながら、そんな声を漏らせば、
「…何だか、もう…変になりそう…」
香澄の艶っぽい声に、さらに煽られて。
二人で一緒に、眠るように意識を飛ばした―――。