こうして未来は繋がっていく―黒猫シロと僕―[完]
すみれも、「おめでと!よろしくね、大助おにいちゃん!」そう言って思い切りハグをする。
香澄に「大ちゃんは私の!」と引き離されて、皆大笑い。
俺は香澄の耳元でそっと囁く。
「なあ、香澄。シロよりちょっとだけ多めに大事にするから、幸せになれるさ」
それを聞いた香澄は、
「シロより大事にされて、幸せじゃない訳ないじゃない」
そう言って、にこっと微笑んだ。
これからの未来の話は、またどこかで。
~FIN.~