恋に恋をして、
『はい!!これ前借りたジャージ。ありがとう!!』

と、

カバンに入れてあったジャージを取り出して、

「おう。行くぞ!!」

と歩きだした蒼空の背中を追いかけた...

『暑いね。今日』

昨日は、

凄い雨だったからなのか、

今日の空は、

雲一つ見当たらない様な快天だ。

「まぁな!!あっ、着いたぞ!!」

と、

明らかにタダノ空き地についた私たち。

「この奥にあんだけど...秘密だぜ?」

とその空き地に入って奥を目指す蒼空を追いかけて、

『マジでこの奥にあんの?』

何か不良さんの溜まり場にしか見えないよ?

「あるし!!失礼だな!!ほれ、見ろよ。」

と蒼空の背中から頭だけを覗かして見たら確かに、

きれいに整備されてるバスケのおコートがあるではないかww

「やるか!!」

と、

持ってた鞄からバスケボールを出す蒼空。

『なんか丸っこい鞄だとは思ったけど...ボール入ってたんだね!!』

「おぅ!!」

と、

蒼空コーチの元で練習すること一時間...

『もう無理!!死にそう!!何でそんな元気なの?』

アハハと笑ってまたネットにボールを入れる

「もう少ししたら帰るから...

もう少し付き合っててくれるか?」

『うん!!』

何か、

今の言い方ドッキってしたよ、

ドッキって!!

と、

今暫く蒼空の練習見てるんだけど、

上手い!!

バスケ素人の私が見ても分かるほど上手い。
< 15 / 33 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop