恋に恋をして、
ジュースでも買おうかな?私も。
『自動販売機でジュース買ってくるね?』
「はいはーい」
やっぱミルクティーにしよう!!
と、
自分の前の人が買ってるミルクティーを見て心の中で決めた。
『あれ~!!売れ切れ…ショック!!』
あぁ~
どうしようかな~
「良かったら譲ろうか?」
『え?良いよ!』
おぉ!!小説的だ!!この子カッコイイし!!
「嫌、君の方が飲みたそうだから。貰って?」
と、
何だかんだ言って…
『でも…』
浮かれてる私。
ってか、こんな展開が起きてるのに…
浮かれないわけ無いじゃん?私が。
「貰って?」
笑顔に圧力が掛かってるよ…
『じゃ…スミマセン。ありがとうございます』
「どういたしまして!!またね~」
これが、私たちの出会いだった…
田沢蒼空、私にミルクティーをくれた紳士クン―――――