永愛
あたしは絶望感に浸っていた。
もう何もかもが嘘に見えた・・・
そして、圭介の容態は変わらぬまま、1週間が過ぎた。
圭介は助からない
あたしのせいでこうなった
あたしがこういう状態になった方が何倍も、何千倍もよかった
この3つが頭の中で混ざり合っていた。
集中治療室にはあたしと圭介しか居なかった。
あたしはずっと圭介の手を握っていた。
その瞬間、圭介の機械に異変が起きた・・・。
あたしはとっさに医者を呼んだ。
『え、圭介君に何があったの!?』
『あたしは触れてもないのに[ビーッ]てなったんです!!』
医者は驚いた。
『あっ!!!!!!』
みてみると、栄養チューブが抜けてたのだ。
そしてこう言った。
『こ・・・今夜が峠かもしれない・・・。』
『!!!!!!!!!?????????』
あたしは声も出せなかった。