永愛
『すぐにお母さんを呼んで!!』
『わ、分かりましたっ!!』
ピッポッパッポッ
トゥルルルル・・・
『はい、もしもし・・・グズッ』
圭介のお母さんも泣いていたようだった。
『あ、圭介のお母さん!?今すぐ・・・今すぐ病院へ来て下さい!!お願いします!!』
『わ、分かったわ!』
~~~~8分後~~~~
『友紀ちゃん!!圭介は!?』
『こっちですっ!!・・・今日が峠だって・・・。』
『・・・え!?嘘でしょ・・・?』
あたしも嘘だってことを願ってた。
今日で圭介の人生が終わるなんて信じられなかった。
なんでよりによって圭介なの?
他にいるじゃん。死んでもいい人なんか。
なんでなのよおっ・・・
夜になると、この部屋は圭介のお母さんやお父さん、
おばあちゃんでいっぱいだった。
あたしの前から圭介がいなくなる?
そんなことないよね。
絶対直るよね?圭介。
まだ出会ったばっかりじゃん。
まだ何もしてないじゃん。
もっとやりたいこととかあったでしょ?
まだ高1じゃん。